「確信犯」は、「悪いことと知りながら犯罪を行う人(もしくはその行為)」、「結果を予想した上で計略を巡らす人」という意味で使われる場合が多い。これは誤用がひろまったものである。確信犯とは「自分が行う事は正しく、周囲(社会)こそが誤っていると信じている」ことがポイントであり、本人に「実際は悪い事 / ウラがある作戦」などの意識は無い(文頭で例示した状況は確信犯ではなく「故意犯」と呼ぶのが近い)。
あなたは電器店の中にある修理部門の担当者。あなたの目の前には今にも故障しそうなテレビがある。* 「これで直るはず!」と思い込んで修理してみたが壊れてしまった(過失犯)
* 「よくわからないけど…こうかな?」といじっているうちに壊してしまった(過失犯・『壊れるかもしれない』という認識があれば未必の故意犯)
* 「修理不能扱いにして新品を店で買ってもらおう」と考え、わざと壊した(故意犯) ←これを確信犯とするのが典型的な誤用の例である
* 「テレビは社会を汚染するから、テレビを破壊するのは正義である」との信念に基づき壊した(確信犯)